1: 以下、名無しにかわりまして無内定速報がお送りします 2015/00/00 00:00:00 ID:nntsokuhou

飲料業界,再編
 
JTは、なぜ「桃の天然水」をやめるのか 残った自販機事業にメーカーから熱視線



JT(日本たばこ産業)は2月4日、飲料製品の製造販売事業から今年9月末で撤退することを発表した。JTは清涼飲料水「桃の天然水」や缶コーヒー「Roots」といったブランドを有し、清涼飲料業メーカーとしては業界10位に位置する。同社の製造販売事業と自動販売機オペレーター事業をあわせた、飲料事業全体の直近の業績は、売上高が1845億円、営業利益が21億円の赤字だ(2014年3月期)。

もっとも、飲料事業全体のうち、自販機事業は売り上げの大部分を占めているが、今回の撤退の対象にはなっていない。JTの飲料製品は、スーパーやコンビニなどの小売店と、自販機という、大きく分けて二つの販路で販売され、「圧倒的に自販機での売り上げが大きい」(JT)。自販機事業の中核子会社、ジャパンビバレッジホールディングスの直近の業績は、売上高1593億円、営業黒字28億円を確保(2014年3月期)。要は小売店向けの飲料が赤字の主因となっていた。

「規模の追求、体力勝負になった」

製販事業撤退の理由に関し、JTの大久保憲朗副社長は、「飲料業界全体が成熟し、事業規模が優劣を決する構造にある。規模の追求のために積極的な販促活動や新商品導入が必要となり、体力勝負の様相を呈している。今後、飲料の製造販売事業がJTグループの中長期的な成長に貢献していくことは困難と判断し、撤退を決定した」と説明する。

「桃の天然水」「Roots」といったブランドを、他社へ譲渡する可能性については、「検討していく」(大久保副社長)とした。ただ、「缶コーヒーやフレーバーウォーターのブランドをすでに持っているメーカーがほとんど。自社ブランドより販売数量の少ないブランドを買っても、資源を分散させるだけ」(他飲料メーカー)との冷ややかな見方もある。譲渡先を見つけられるかは不透明だ。

近年の飲料業界は、アサヒ飲料によるカルピス買収など、再編に伴う寡占化が進んでいる。飲料市場全体に占める上位5社の売上高比率は、1995年に61.6%だったが、2014年には同82.5%まで上昇した(飲料総研調べ)。加えて、大手小売業のPB(プライベートブランド)商品の登場もあり、強いブランド力を持たない業界下位メーカーは、小売店に商品を並べることも容易ではない。…

この先、注目が集まるのが、自販機事業の進退だろう。今回、自販機事業の撤退は見送ったが、「現状通りの営業を続けるか、提携や売却を検討すべきか、さまざまな可能性を検討したい」と大久保副社長は明かす。全国に26.4万台の自販機を持つJTの自販機事業は、飲料メーカーにとって魅力的な買収先。手に入れることで、自社商品の自販機販路を一挙に拡大することができるからだ。…

”嫁入り先”はサントリーかアサヒか

自販機事業の買収に名乗りを上げるメーカーとして、目下有力なのは、現在ジャパンビバレッジの第二位株主、サントリーフーズを傘下に持つ、サントリーだ。サントリー食品インターナショナルの鳥井信宏社長は、2014年12月期の中間決算会見で、「全体の人件費が上がっていることを考えると、オペレーターからすれば、隣同士の自販機を別のトラックで運ぶのはあほらしいですから、一台で運ぶと言ったことが、これから考えられる」と、再編の必要性を示唆した。

ほかには「鳥居薬品をJTに売却したアサヒグループホールディングスがJTと親密」(前出のM&A仲介会社首脳)とされており、今後ジャパンビバレッジがどこに“嫁入り”するのかは、まだ見えていない。…

突然の事業撤退は飲料業界にどのような余波をもたらすか。飲料メーカーによる、JT自販機の争奪戦は、すでに始まっている。

全文はソースで:http://toyokeizai.net/articles/-/59876

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このニュースの感想

>もっとも、飲料事業全体のうち、自販機事業は売り上げの大部分を占めているが、今回の撤退の対象にはなっていない。

一昨日~昨日にかけてかなり話題になっていたJTの飲料事業撤退のニュースだけど、他のニュースでは撤退のことばかりでその背景や自販機事業に深く触れていなかったので東洋経済のこの記事はすごい面白かった。飲料事業全体で見れば赤字だけど、細かく見ていくと赤字なのは小売店での販売分で自販機事業の方は黒字という面白い現象。

>飲料業界全体が成熟し、事業規模が優劣を決する構造にある。規模の追求のために積極的な販促活動や新商品導入が必要となり、体力勝負の様相を呈している。今後、飲料の製造販売事業がJTグループの中長期的な成長に貢献していくことは困難と判断し、撤退を決定した

これはめちゃくちゃ賢明な判断だと思う。かつて自分が働いていたスマホアプリ業界もそうだったけど、結局新しい製品をプロモーションしようと思ったらどれだけ広告費を投入出来るかが成否を分ける指標になってしまって、予算のでかい所が勝ちやすくなるという。ヒットするソシャゲやニュースアプリ・フリマアプリなんかもその例だと思う。

>缶コーヒーやフレーバーウォーターのブランドをすでに持っているメーカーがほとんど。自社ブランドより販売数量の少ないブランドを買っても、資源を分散させるだけ
その通りだと思う。コカコーラくらい強力なブランドパワーを持っていれば巨額を投じてでも買うというところが出ると思うけど、ルーツも桃の天然水も美味しいけどそれがなくなると困るという人は少ないのでは。缶コーヒーなんかはまさにそうだと思うけど、似たようなブランドを持っている企業にとってはルーツというブランドを買うことによって消費者のブランドイメージの混乱を招きかねないだろうし。

>全体の人件費が上がっていることを考えると、オペレーターからすれば、隣同士の自販機を別のトラックで運ぶのはあほらしいですから、一台で運ぶと言ったことが、これから考えられる

これはすごく合理的。こういう意味ではJTの自販機事業を買収する上でのシナジーはでかそう。

>全国に26.4万台の自販機を持つJTの自販機事業は、飲料メーカーにとって魅力的な買収先。手に入れることで、自社商品の自販機販路を一挙に拡大することができるからだ。

確かにこれから新たに同じ台数の自販機を設置することを考えると買収してそこの自販機を自社のものにしちゃった方が楽に販路拡大は出来ると思う。もともとJTの自販機事業が黒字だったということは採算の取れる良い場所に自販機を設置していたという立地的条件も良かったんだろうし。

それにしてもアサヒのカルピス買収にJTの飲料事業撤退とこれからますます飲料業界の大型再編が進んでいきそうな予感。もし飲料業界志望の就活生がいればどの企業が勝ち馬になるのか、慎重に業界研究を進めた方が良いのかもしれない。


1001: 以下、名無しにかわりまして無内定速報がお送りします 2014/01/01 01:23:45 ID:@nntsokuhou