1: 以下、名無しにかわりまして無内定速報がお送りします 2014/00/00 00:00:00 ID:nntsokuhou

大企業,リストラ

「一人も解雇するな、一円も給料を下げるな」

目先のことばかりを追っていてはいけない



社員を大事にするという、松下幸之助の原点を推測できるような話をしてくれたことがある。…

いいときもあるし、悪いときもある

昭和52(1977)年1月頃だったと思う。ある評論家の質問に身を乗り出して、にこやかに答えている。

「経営を進めていくと、いいときもあるし、悪いときもある。いいときには、それは、問題はありませんがね。悪いときには、会社を縮小せんといかんという場合も出て来ますわね。だから、縮小することは、決して悪いことではありません。縮小しなければ、その会社は潰れますからな。ただ、縮小するから、人が余るに決まってます。…

そう、その余った人たちを使って、新しい事業を考え出す。常に、経営者は、いざというときの新しい事業展開の考えを持っておるということが大事ですね。

余ったら、首を切る。赤字になったら、社員の首を切る。そういう経営者は経営者たる資格はありませんわ。そういうことをしていると、会社は大きくなりませんね。大事な社員を、経営者が工夫もせず、新しい仕事の分野、事業も考え出すこともしないんですからね、失格と言われても仕方ないと思いますな。私は、そういう考え方で仕事をやってきましたね。社員は宝です、私にとっては。そんな宝を、捨てることは、ようしませんでしたよ」

次の話は、あまりにも有名である。後藤清一の『叱り叱られの記』から引用する《部分略》。



「一人といえども辞めさせたらあかん」

“なあ、ワシはこう思うんや。企業の都合で解雇したり採ったりでは、社員は働きながら不安を覚える。松下という会社は、ええときはどんどん人を採用して、スワッというとき、社員を整理してしまうのか。大をなそうという松下としては、それは耐えられんことや。曇る日照る日や。一人といえども辞めさせたらあかん。ええか、一人も解雇したらあかん!”

そして、沈着な指示が飛ぶ。工場は半日操業。従業員も半日勤務。生産半減。ただし、社員の給与は全額支給すること。ビタ一文削ることはあいならぬ。一方、店員は休日を返上して販売に回る。工場幹部も、昼からは販売に回る。…

翌日から、井植氏を先頭に、店員、工場幹部は、勇躍不況の街に散る。何としても売る。熱意、火の玉と化して、世間の沈滞した空気をよそに、松下に恐ろしいほどの気迫がみなぎった。わずか2カ月で、あれほどの在庫が、きれいさっぱりと空になった。社員一人ひとりの顔に、未曽有の不況を突破していく歓喜さえうかがえた。…

松下幸之助の、人を大事にする思いは、生涯、変わることはなかった。…

全文はソースで:http://toyokeizai.net/articles/-/53911

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このニュースの感想

>余ったら、首を切る。赤字になったら、社員の首を切る。そういう経営者は経営者たる資格はありませんわ。

パナソニック・ソニー・シャープ・NEC「…」

リストラってデフレ下における値下げ競争と同じく簡単に利益を出せるドラッグのようなものだからなぁ…。特にソニーはすっかりその麻薬に溺れてしまったようだけど。バブル崩壊以降にこうした外資系のやり方が入ってきてすっかり古き良き日本企業はなくなっちゃったね。個人的にはそこで松下幸之助の理念があった頃のような古き良き日本の大企業は死んだと思ってるけど。

自分はハゲタカという外資系ファンドと日本の金融機関を描いたドラマがすごく好きなんだけど、もし今松下さんが生きていてもそこで出てきた大空電機のようになっちゃうのかなぁ…。あの話すごい面白かったよね。

>大事な社員を、経営者が工夫もせず、新しい仕事の分野、事業も考え出すこともしないんですからね、失格と言われても仕方ないと思いますな。私は、そういう考え方で仕事をやってきましたね。社員は宝です、私にとっては。そんな宝を、捨てることは、ようしませんでしたよ
「企業は人なり」というけれど、一方でこうした考え方は高度経済成長期だからこそ通用した考え方だとも言えると思う。戦後の高度成長で製造業が慢性的な人手不足になり長期的な囲い込み・人材流出防止のためにも年功序列・終身雇用を前提として人を雇う、でも経済が発展し衰退フェーズになった今ではそうした人達は利益を圧迫するお荷物でしかなくなってしまうという。そう考えると松下さんのこうした考えは発展途上国なんかでは今でも通じる有効な経営手法なのかも。

>工場は半日操業。従業員も半日勤務。生産半減。ただし、社員の給与は全額支給すること。ビタ一文削ることはあいならぬ。一方、店員は休日を返上して販売に回る。工場幹部も、昼からは販売に回る。

これはまだ社員が少ない状態でかつ御恩と奉公の関係が上手く機能していたからこそ企業・社員双方ともに一生懸命になれたのかもね。今なら企業側も淡々と人を切ってお終いだろうし、大企業なら終身雇用・年功序列に惹かれて入った人も多いだろうし社員もどこか他人事で休日返上で働いたりなんかはしない気がする。

下記は有名な企業衰退のコピペだけど、終身雇用・年功序列を前提とした日本型企業ではこうなるのもやむを得ないのかもしれない。松下幸之助亡き後のパナソニックやシャープはもちろん、ソニーや任天堂がまさにそれを体現していると思う。

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あまり大きくない会社がある

その業界でやっていきたい本気モードの人が集まってすごい商品を作る

それを聞きつけてその業界で生きていく気まんまん&やりたいこと爆発状態の社員が集う

優秀な人材がいるのでさらにすごい商品ができる

会社がどんどん大きくなって大手になる

あの業界といったらこの会社、という風に一般人も知るようになる

有名大学の安定志向の連中が、とりあえず安定したいからって理由で志望してくる

本当にその業務に興味のある社員の割合がだんだん減っていく

過去にすがってどうにかブランドで生きていこうとする(会社の終わり)
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不振にあえぐ日本の大企業ほど松下さんの一人も解雇するな・給料を下げるなという理念は現代日本においては理想論に近い状態だと思うけど、それをミニマムな状態にするためにも経営者の創意工夫が必要とというのは現代にも通ずる大事な要素だと思う。


1001: 以下、名無しにかわりまして無内定速報がお送りします 2014/01/01 01:23:45 ID:@nntsokuhou