1: 以下、名無しにかわりまして無内定速報がお送りします 2014/00/00 00:00:00 ID:nntsokuhou

ブランディング,マーケティング

1本1000円のみかんジュースを売りまくる男

年商を2倍に引き上げた、みかん農家のこだわり

平均年齢66.2歳、耕作放棄地は滋賀県の面積ほどに及ぶ──。ニッポンの農業が置かれた現状は厳しい。一方で、政府は医療や介護などと並び、農業を成長分野の一つに位置づけている。…

「育てて卸すだけ」の農家はもう古い

ビジネスモデルはユニークだ。伊藤農園の売り上げの約8割は、みずからが生産する「みかんしぼり」。果汁100%のみかんジュースだ。伊藤農園はみかん農家だが、飲料メーカーの顔も持つ。価格はたとえば750ミリリットルの5本入りで5554円(税込)と1本当たり1000円を超える高級品である。

農家と聞けば、農作物を育てて農協に卸売りするというビジネスモデルが思い浮かぶかもしれないが、伊藤農園はそれとは違う。生産、加工、販売のすべてを自社でコントロールする点に特徴がある。

顧客からの注文は自社が運営する通販サイトで直接注文を受け、そのまま直送。新鮮なみかんを消費者の手元に届ける。加工品のジュースについても、「どう料理したらおいしくなるか」を理解している生産者が自ら加工を行うから消費者に愛される製品が生まれる。

みかんしぼりは、手間ひまをかけ、おいしさを最大限に引き出す製法でつくられる。「みかん農家にしかできない」という高い評価を受け、高品質な食品や飲料に贈られるモンドセレクションの金賞を6年連続で受賞している。

こだわり抜いた製法のポイントは「和歌山県産みかんしか使用しない」「添加物を使わない」「実の部分だけを使った贅沢な搾り果汁を使う」の3つである。

一般的なみかんジュースは、みかんを皮ごと搾ってつくるのが当たり前だが、皮には渋みも多く含まれる。対して、みかんしぼりは、みかんの実の部分だけを使ってジュースにする。

しかも、みかんしぼりをつくるときには、通常のみかんジュースの半分ぐらいしか、実を絞らない。それ以上搾ると苦みが出てしまうからだ。つまり、徹底的に苦みを取り去った、みかん果汁の味なのである。…

消費者が求める品を自分たちで作る

伊藤さんに農業のやりがいを聞くと「どんなものを作るというのも、“消費者が何を求めているか考えて自分で決める”儲かるよりも何を売ったら喜ぶか、何をしたら役に立つかを第一に考えて商売をしている。」…

「農業は可能性があって楽しい仕事。でも生活できなかったら一歩が踏み出せない。利益がある仕組みに変えていかなければならない」。伊藤さんは、インターネットの通信販売だけでなくフランスの星付きレストランに加工品を卸すなど、新しい可能性も探っている。…

全文はソースで:http://toyokeizai.net/articles/-/54017

このニュースに対するTwitterでの反応





このニュースの感想

>伊藤農園はみかん農家だが、飲料メーカーの顔も持つ。価格はたとえば750ミリリットルの5本入りで5554円(税込)と1本当たり1000円を超える高級品である。
まさにマーケティングの教科書を読んでいるかのような綺麗な売り方ですごい。すごく面白いし勉強になる内容なのに東洋経済の記事の中でもあんまりバズってなかったので勿体無いなと思って取り上げてみた。東洋経済オンラインを作った名物編集長がNEWSPICKSに行っちゃってどうなるかと思ったけど、新体制になった東洋経済オンラインでこういう系の記事が読めるのは嬉しいのでもっと取り上げて欲しい。記事の最後に美味しいみかんの見分け方も載っているので是非ソース元を見てみてください。

>顧客からの注文は自社が運営する通販サイトで直接注文を受け、そのまま直送。新鮮なみかんを消費者の手元に届ける。

先日取り上げたAPカンパニーも似たような形態を取っているけど、生産・加工・販売を自社でやることによって中間コストも削減出来て利益率も上がるし付加価値も付けやすいよなぁ…。特に販売に関してはネットがあるおかげで高級志向・本物志向の消費者にダイレクトに訴求することが出来るし大分やり易くなっていると思う。

>「みかん農家にしかできない」という高い評価を受け、高品質な食品や飲料に贈られるモンドセレクションの金賞を6年連続で受賞している。

ツイートでは「モンドセレクション(笑)情弱乙w」みたいな意見がチラホラあったけど、実際このモンドセレクションという肩書きはめちゃくちゃ有効だと思う。例えば知らない土地に行ってお土産を買おうと思った時って「◯年連続売上ナンバーワン」「モンドセレクション受賞」みたいな肩書きが一つの指標になると思うし。

>一般的なみかんジュースは、みかんを皮ごと搾ってつくるのが当たり前だが、皮には渋みも多く含まれる。対して、みかんしぼりは、みかんの実の部分だけを使ってジュースにする。

あと背景にこういう「へぇー」と思わせるようなストーリーがあることもマーケティング施策上有効だと思う。いかに他のみかんジュースと違うこだわりがあるかを見せることによって「へーそこまでこだわってるなら飲んでみたいな」と思うだろうし。価格設定に関しても500円じゃなく1,000円なのも上手いなと。500円という比較的手が届きやすい値段だったらここまで話題にならなかっただろうし、10,000円でも現実味がなさすぎて話題になることもなかったと思う。

>伊藤さんは、インターネットの通信販売だけでなくフランスの星付きレストランに加工品を卸すなど、新しい可能性も探っている。

実店舗に加工品を卸すというのは良い戦略だと思う。高級フランス料理店とかだったら「伊藤農園の最高級みかんを使用したクレープシュゼット」みたいな感じで付加価値を付けて出せると思うし。

ただネット販売で横展開してジュースの種類を増やしたりは形成されつつあるブランドの力が弱まっちゃうので止めたほうが良いような気がするなぁ…。やるとしたらこわだりのみかんを使用したジュース以外の商品とかの方が…。

と、値下げして利益を上げることしか頭にないブラック飲食チェーンや値段だけ上げるばかりで中身が伴っていない商品を連発している某ファーストフードチェーンの中の人に是非読んで貰いたいと思う記事でした。


1001: 以下、名無しにかわりまして無内定速報がお送りします 2014/01/01 01:23:45 ID:@nntsokuhou