1: 以下、名無しにかわりまして無内定速報がお送りします 2014/00/00 00:00:00 ID:nntsokuhou

VC,エンジェル投資家
 

ベンチャー騒然、金融庁ファンド規制の衝撃 DeNAのようなベンチャーが生まれなくなる?

せっかく活気づいてきたベンチャーの生態系に、冷や水を浴びせる法案が突如持ち上がり、ベンチャー業界周辺は今、騒然となっています。

金融庁から5月14日に公表された「適格機関投資家等特例業務の見直しに係る政令・内閣府令案」がそれです。ここには、悪徳業者による詐欺被害を抑え込むためのファンドなどの規制の改正案が組み込まれていますが、今、これがそのまま施行されてしまうと、今後、日本の成長戦略の成功に大きくかかわる独立系ベンチャーキャピタルファンドの新たな組成・発展を著しく阻害しかねません。

また、これは一部のファンド業者のみの話ではありません。後述しますが、ベンチャーの生態系のみならず、日本経済にも多大な影響を与えかねないのです。

まじめなファンドも組成できなくなる



日本のベンチャー投資は年間1000億円前後しかないのに対し、国民生活センターなどに寄せられる未公開株詐欺やファンドなどのトラブルでの被害額は、その規模を上回ると言われています。…

そのため、今回の改正案は、こうしたことに対応するため、適格機関投資家等特例業務において、プロ投資家以外で投資できる投資家を、

(1)上場会社(2)資本金5000万円超の株式会社(3)資産3億円以上の法人(4)投資性金融資産を1億円以上保有しており、かつ証券口座開設後1年経過した個人

など、「一定の投資判断能力を有すると見込まれる者」に限定しようというものです。

しかし、もちろんこれで、悪徳業者の仕事がやりにくくなるのは確かかもしれませんが、これは同時に、まじめなベンチャーファンド業者の資金調達にも、多大な影響を与えることになります(特に、今後、新たに参入しようというベンチャースピリットにあふれた独立系のベンチャーキャピタリストに影響大です)。

たとえば、日本を代表する企業となったDeNAは創業期、村口和孝氏の運営する日本テクノロジーベンチャーパートナーズなどの出資に支えられたことは、多くの方がご存じのことと思います。…

そもそも、日本のベンチャー生態系は四半世紀遅れ

米国では、ベンチャーキャピタルが日本円で年間3兆円規模の投資をしていることに加え、エンジェル(個人投資家)が年間2兆円以上のベンチャー投資をしています。これに対して日本では、ベンチャーキャピタル投資はたったの30分の1の1000億円前後。エンジェル投資はさらに、米国の200分の1未満(おそらく数十億円規模)しかありません。この両国の規制を同列に扱うことはまったくナンセンスです。

米国の証券自由化は1975年にすでに行われているのに対し、日本では1999年の証券自由化以降に現在のベンチャーの新しい流れが生まれてきて、まだ15年程度の歴史しかありません。米国カウフマン財団の助成を受けた調査では、米国のエンジェルの約85%は、M&Aなどで資金を手にした元経営者、つまりベンチャーについて人一倍詳しい人です。これに対して日本では、2000年以降のベンチャーのIPOやM&Aなどで、ベンチャーの経営に知見があって資金を持つ人が、やっと増えて来た段階なのです。…

今回の改正案は、資産が1億円以上というところは米国のルールと同じに見えますが、米国より何十年もベンチャーの資金調達環境が後れているにもかかわらず、ある意味、米国以上に厳しい規制が導入されようとしているわけです。

また、いくら年収や資本金などの金額的な形式基準を設けても、詐欺を完全に防ぐことはできません。たとえ資産を5億円持っている人でも、ベンチャーのことをよく知らなければ、だまされる人はだまされてしまいます。逆に、資産が8000万円しかなくても、ベンチャーを理解した人が500万円出資してくれることもあります。…

日本で最も雇用を生んでいるのは設立5年未満の企業です。また、産業別に見ても、最も正社員を増やしているのはベンチャーが多いソフトウエア関連産業です。日本の最大の成長領域は「ベンチャー」なのです。

エンジェルにしかできない投資がある

ここまで読むと、「まじめなベンチャーキャピタルなら、わざわざ個人から集めなくても、ちゃんとした大企業や金融機関から資金調達すればいいじゃない?」と思う方もいるかもしれません。しかし、そうした大企業や金融機関は、組織的に意思決定をする必要があり、関心領域も狭めになりがちですし、意思決定に時間も(多くの場合数カ月も)かかってしまいます。…

日本はまだエンジェルの層が非常に薄いので、エンジェルの代わりになる小規模な独立系ベンチャーキャピタルが非常に重要です。ベンチャーは「誰もやったことがないこと」に挑戦するものですから、特に初期の不確実性が高い段階において、多様な考え方を持っていて、スピーディな意思決定をしてくれるこれらの資金が非常に重要なのです。

ファンドだけの話ではない

この規制について、「ベンチャーやファンドの規制だから、オレ/私には関係ない」と思われた方も多いのではないでしょうか。しかし、すでに起業している人はもちろん、今現在は自分には関係ないと考えているサラリーマンの方も、いつか起業する運命かもしれません。スピーディな意思決定をしてくれるこれらの資金が非常に重要なのです。その意味で、あなたにとっても他人事ではない出来事、といっても過言ではないと思っています。…

全文はソースで:http://toyokeizai.net/articles/-/39905

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このニュースの感想

これ周りのベンチャー社長や独立系VCの間でも話題になっていたので取り上げてみた。

今までにない革新的なサービスを作ろうとすると最初のうちは周囲の理解が得られないのは当然で、そいいった新しい領域にチャレンジするベンチャー企業に資金を貸しつつファイナンス面や人材採用面で応援するのがエンジェル投資家や独立系VCの役割。それが今回の規制で難しくなると。
個人的には最近、大企業が独自でベンチャー企業への投資業務をやるようになってきたので、その既得権益層を守るための規制なのかなぁと邪推したり。

>「まじめなベンチャーキャピタルなら、わざわざ個人から集めなくても、ちゃんとした大企業や金融機関から資金調達すればいいじゃない?」と思う方もいるかもしれません。しかし、そうした大企業や金融機関は、組織的に意思決定をする必要があり、関心領域も狭めになりがちですし、意思決定に時間も(多くの場合数カ月も)かかってしまいます。

これはめちゃくちゃ分かります。意思決定に時間がかかりすぎるのと柔軟に動き辛くなるので、ベンチャーで新しいサービスを回す際にはむしろ邪魔になるのではないかと。そういった意味ではエンジェルや独立系VCは相性が良いと思います。(目先の利益ではなく将来的なポテンシャルに投資してくれるので)

今月末から国の施策で「日本からもジョブズを生み出そう!」というプロジェクトを官僚主導でやるようですが、こんなことをしていたらいつまで経っても日本からジョブズなんて生まれないと思う。


1001: 以下、名無しにかわりまして無内定速報がお送りします 2014/01/01 01:23:45 ID:@nntsokuhou