1: 以下、名無しにかわりまして無内定速報がお送りします 2014/00/00 00:00:00 ID:nntsokuhou

イノベーション,格差拡大

技術は進み、仕事は減り、格差は広がる

技術革新を手放しで喜べない理由



機械が人間の仕事を奪っていく

数年前には、こうした技術の進歩は純粋によいニュースだった。国民の健康状態と生活水準を向上させ、一方で医療費を減らし、生産性を高めて、技術の先駆者としてのアメリカの傑出した地位を確固たるものにするからだ。

しかし、このようなイノベーションが及ぼす影響に関して、悲観主義が広がっている。これはネッド・ラッドの時代からある、昔ながらの恐怖心とも言える。ネッド・ラッドは19世紀のイギリスで2台の編み機を破壊して、技術の進歩に対する人類初の抗議運動、ラッダイト運動を始めたとされる人物だ。

それがよみがえったような現代の恐怖心は、実は非常に新しいものである。それは半世紀以上も支持されてきた経済の基本命題と衝突する。簡単に言うと「技術が労働を補助するものではなく、労働の代替になったのではないか?」ということだ。

資本は労働を補助するはずが……

カリフォルニア大学バークレー校教授のブラッドフォード・デロングは、最近、次のように書いた。これまでの歴史を通じて、新しい機械が人間の手や筋力で行われる仕事を代替するようになると、その分、人間のほかの能力に対する需要が増えてきた。具体的には、目や耳や脳で行われる仕事の需要が増えたのである。

しかし、とデロングは指摘する。これからはつねにそうとはかぎらない。一部の仕事、たとえば子守やウエーターなどの職種では、つねに多くの人間が必要になるだろう。だが、これまで人間の脳に依存してきた仕事に情報技術が入り込むと、人間がするべき仕事があまり残らなくなるおそれがある――。…

労働者に渡るおカネは減り続けている

しかし、この長い間信じられてきた教義がもはや有効ではない、という証拠が表れている。アメリカの国民所得のうち、労働者に賃金や手当などの形で給付される金額の割合が、ここ半世紀近くの間、減り続けているのだ。

今日では1950年代以来で最低の水準となっている。一方で、資本へのリターンは急上昇している。企業の利益は、政府がこの統計を取り始めた1920年代以降、最大のシェアを確保している。

同様の変化は世界中で起きている。クオータリー・ジャーナル・オブ・エコノミクス誌に最近掲載された論文で、シカゴ大学ブース経営大学院のブレント・ニーマンらは、労働者に渡る国民所得の割合は世界中で低下していると指摘した。

資本投資コストが労働力コストより相対的に低下しているため、企業は急いで労働者を技術に置き換えている。…

所得格差はますます拡大のおそれ

それが悲惨な結果を招く可能性も考えられる。1980年代以来、容赦なく広がり続けてきた所得の格差が、さらに広がるおそれがあるのだ。…

ジョージ・メイソン大学教授で経済学が専門のタイラー・コーウェンは、労働と資本の定義そのものが恣意的であると言う。したがって、コーウェンはその代わりに、世界で比較的希少な生産要素を探して、2つを見いだした。減少が続く「天然資源」と、「よいアイデア」だ。よいアイデアがあれば、これまでになく大きな市場を開拓できる可能性がある。

もし、この2つのうちのどちらかを持っていれば、成長による報酬の大部分を受け取ることができる。持っていなければ、受け取れない。

経済学の一般的な考え方では、技術の変化は「スキル偏向型技術変化」と呼ばれる動きを通じて、スキルを持った人への報酬を増やすため、所得格差に影響を及ぼすとされてきた。

この場合に敗者となるのは、機械で仕事が代替できるような労働者だ(たとえば、織物工など)。一方で、勝者となるのは、機械によってスキルが高まるような労働者である(たとえば、超高速なコンピュータを使うウォール街のトレーダーなど)。

やはりおカネを持っている人が強いのか

しかし、そうでない場合もあることが、しだいに明らかになっている。スキルによって格差が生じるという考え方は、かつて経済学者が考えていたほど単純ではないのだ。国民所得に占める労働への対価が減少し続けていることは、「資本偏向型技術変化」とでも呼ぶべき動きがあることを示唆している。ここでは、まあまあの賃金を得ている労働者が、スキルに関係なく機械に置き換えられる。

たとえば、カナダの経済学者、ポール・ボードリー、デービッド・グリーン、ベンジャミン・サンドによる次の研究がある。

アメリカにおける高スキルの労働者に対する需要は2000年ごろがピークで、その後は減少している。そうした労働者の供給は増え続けているにもかかわらず、である。これにより、高学歴の人が仕事を探す際に、これまでよりスキルの低い仕事にまで入っていく。すると、より教育水準の低い人は、さらに下のスキルレベルの仕事に追いやられる。…

将来に向けての唯一安全なルートと言えるのは、すでにおカネをたくさん持っていることのようである。…

全文はソースで:http://toyokeizai.net/articles/-/35911

このニュースに対するTwitterでの反応




このニュースの感想

これは確かにその通りだと思います。

イノベーションの波に付いていける人は豊かになり、旧態依然としたものにしがみつく人は貧しくなっていく。機械が人間の仕事を奪うというのも現実になってきていると思います。

かつてNTTの前進である旧電電公社に「交換手」という仕事がありました。まだ電話が発展途上の1960年代の話になりますが、交換手というのは電話を取り次ぐ仕事です。この仕事は当時の花形でした。しかし電話の技術が進歩し、交換手という仕事は必要なくなりました。このイノベーションにより大量の人が職を失う事になったそうです。
石炭もそうですが、単純労働はより機械やイノベーションによって代替されやすいのかなと思います。今の時代、事務や経理も会計ソフトがあるおかげでわざわざ1つ1つの会計処理を電卓で行う必要がなくなり、その分余計な人を雇わなくて済むようになっています。工場もそうですよね、最近は機械化により無人の工場も出始めているとか。

個人的には営業も今後はイノベーションにより淘汰されていく仕事の1つになっていくと考えています。具体的には今自分がやっている仕事(webコンサル)の領域と被るのですが、例えばある経営者からある商品を売りたいと相談を受けた際に、商材によりけりですが自分なら営業マン1人雇うコストでリスティングやSEO対策に力を入れて営業マンのマンパワー頼りではなく永続的にwebで売れる仕組みを構築しましょうと提案します。

このように手当たり次第にアタックしていくような、いわゆるソルジャー営業というのはネットの登場により今後ますます需要が少なくなって行くと思います。(高額商品やサービスのクロージングが出来るという高級スキルを持った一部の営業マンは重宝されると思いますが)

ライフネット生命とかまさにその最たる例ですよね。従来の保険業界はおばちゃんなどを安く使い、広くアタックさせていましたがライフネットはネットでのマーケティングに力を入れて営業マンの人件費が浮いた分、安く保険を提供出来るという。

このようにこれからの時代、単純労働・単純スキルだけでは淘汰されてしまう時代が来ると思います。機械やネットに仕事を奪われない、生き残るためにはより頭脳労働・高級スキルを持つ必要があるのではないかと。


1001: 以下、名無しにかわりまして無内定速報がお送りします 2014/01/01 01:23:45 ID:@nntsokuhou