1: 以下、名無しにかわりまして無内定速報がお送りします 2014/00/00 00:00:00 ID:nntsokuhou

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就活・転職のフシギがきっと永遠になくならない、いくつかの理由



就活のフシギは都市伝説のようなもので、決してなくならない

以前、ある就活生向けのメディアの中で、私はリクルートスーツについて、こんな指南を書いたことがあります。

「リクルートスーツなどは存在しない。就職試験を受けるのだから、身だしなみは整えるべき――ではあるけれども。ビジネスシーンにふさわしい格好がベスト。濃紺やグレーのスーツでも、まったく問題はない」

すると、それを読んだ就活生から、以下のような内容のメールをもらいました。

「就活生がみんな同じブラックスーツを着ているのに、1人だけ違うと浮いてしまうし、そういう状態はどう考えても望ましくないと思う。ある大手都市銀行の採用担当者は、違うスーツを着ている就活生に、どうして違う色のスーツを着ているのかと必ず質問すると聞いています。そして、そういうところで個性を発揮したがる学生は、ウチには要らないというそうです。『黒じゃなくてもいい』などと書いて、学生を惑わせるのは止めてください」

要はクレームです。このメディアの読者である、すでに会社で働いているビジネスパーソンの皆さんならは、この学生のクレームを読んで、重要なポイントに気がつくでしょう。「1人だけ浮いてしまう」ことを躊躇(ちゅうちょ)するなどおかしい、という指摘もあるでしょうが、それはそれとして。

「ある銀行の採用担当者が、違うスーツを着ていると、そういう部分で個性を発揮したがる就活生はいらない、という話を聞いたことがある」……という部分。

銀行がメーカーになったり商社になったりしますが、どの業界でもストーリー的には変わりません。クレームのメールを書いてきた学生が直接体験したことではない、いわゆる「都市伝説」が流通しているのです。

未知なる状態で確実な成功を収めたい心理が、「就活のフシギ」を作る

似たような話は他にもいくらでもあります。例えば、面接のとき、入室する際にするノックの数を間違えると落ちてしまうとか、手の位置や持ってきたカバンの置き場所によっても合否が決まるとか、会社に入る前にコートをキチンと脱いだかどうかまで企業はチェックしているとか……もうめちゃくちゃです。

ビジネスパーソンの常識から考えれば「そんなことで合否を決めることに合理性はない」とすぐ気がつくでしょう。しかし、当然の話ですが、学生にはビジネスパーソンの常識などありません。就活とは、一方の当事者である学生が、多くの必要な知識を持たない未知の状態(要は、情報の非対称性の問題です)で、それでも失敗してはならない、確実な成功を収めなければならない、という心理状況になっているのです。

ネット社会が発達し、ブログや各種Webサイト、それこそこの連載などさまざまなところで「そういうことはない」「根拠のない話だ」と、いろんな人がどれだけ言葉を尽くして説明しても、この手の都市伝説はなくなりません。失敗したくない、少しでも安全な行動をとりたい学生たちにとっては、たとえ出所があいまいで、不確かな情報であったとしても「○○をやってはいけない」という情報は貴重であり、自分たちの行動指針にもなるからです。

自分がなぜ採用されないのかが分からない、企業が人を採用する基準が明快に指し示されていない、何をすれば内定が取れるのか分かりにくい、といった状況が今よりも大幅に改善されないかぎり、この類いの都市伝説は健在であり続けるはずです。同時に“就活のフシギ”も生み出され続けることでしょう。

転職のフシギは、都市伝説ではなく、企業の組織の歪みから産まれる



使えない人を作り出してしまう組織が、転職を難しくする可能性

かつては、大して仕事ができない人でも、企業は抱え込んでおく余裕がありました。あの人は毎日出勤してくるし、勤務態度は真面目。でも、仕事はさせられない(できないから)。でも辞めさせられないので、仕方なくあそこに……というポジションがあったのです。そう、「窓際社員」というポジションです。

しかし、窓際というポジションを作る余裕がなくなってきた企業は、まずは窓際にいた人を組織の外にリリースしてしまい、次に、おそらく以前だったら窓際に座ることになるであろう“予備軍”たちを、早めに放り出す準備を始めます。…

さらに、組織の中に入ってしまうと、自分の能力について、客観的に判断すること(=適切な市場価値の見極めと言うほうが、より正しいかもしれません)は難しくなります。ただ、その問題自体を個人で気がつくというのは、簡単なようでいてとても難しい。さらに、対策を立てようとしても、どこから手をつければいいのか、という状態になる。

今の状態を根本的に解決する方法を考えない限りは「真面目に働いてきたのに、どうしてこんなことになってしまったのだろう」と首をひねってしまう転職者は今後も増産され続け、そしてその界隈であふれかえるフシギもまた、やはりなくなることはないのです。…

全文はソースで:http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1403/31/news044.html

このニュースに対するTwitterでの反応






このニュースの感想

個人的にはこのような「都市伝説」が次々と生まれる理由としてはソース元に加え、下記2点あるかと。

①増えすぎた就活業者
②有名企業から内定を貰った先輩からのありがたい「アドバイス」

①の理由は、近年何かにつけて就活支援をしたがる業者が増えてきたような気がします。自分は創業間もないベンチャー出身なので、会社を辞めたがっている人からよく起業相談なるものを受ける事が多いのですが、大抵「どんな事業をやりたいんすか?」と聞くと「就活生の支援をしたい」という答えが返ってきます。

何故かというと理由は楽だからです。就活塾的なものを主催すれば就活生からのリスペクトも受けられて羨望の眼差しが気持ちがよい、そしてお金も貰える。また、よく無内定速報内でも取り上げていますが実際に大手ナビサイト離れは着実に進んでいて、そういった企業に自分が集めた良い就活生を紹介すれば紹介料も貰える。大体相場は1人あたりの内定で紹介料が25〜100万くらいですかね。
要は事業として0から何かプロダクトを作って売るよりこういった就活コンサル的なものは圧倒的に楽なんです。看板に「大手○○を早期退職した▲▲が教える内定獲得術」なんて掲げれば情弱就活生なんてイチコロです。

本来内定を取るための絶対的な方法なんてないはずです。相手企業との相性やポテンシャルなど、内定を獲得する背景は千差万別だと思うので。それを就活業者が皆それぞれの成功体験や就活武勇伝を語りまくるので都市伝説が増えていくと。

②は①やソース元と似たような理由なのですが、有名企業から内定を貰った先輩が「スーツの色はネイビーじゃないとダメ」とか「ノックは3回しないとダメ」などと話しているといつの間にかそれが「内定を取るための基準」になってしまうということです。

当然ですがこういった情報がA→B→Cと伝わっていくうちに主要な部分だけが強調されて「内定を取った先輩はこうだった」から「内定を取るためにはこうじゃなきゃいけない」に変わってしまっていくということです。そういった無数の情報がTwitterやブログなどを介して都市伝説化していくと。

まして有名企業から内定を貰った先輩からしたらもうそれはそれはドヤ顔ですからね。当然話も盛るでしょうw

最近は就活本なんかも多々出ているようですが、そういった情報をそのまま全て鵜呑みにせず、最終的には自分で色々と見比べて何が良いか・役立つかの総合的な判断をするのが一番かと思います。


1001: 以下、名無しにかわりまして無内定速報がお送りします 2014/01/01 01:23:45 ID:@nntsokuhou